営業職志望の就活生、約8割が「営業DXを推進している企業は志望度が上がる」と回答　一方で、外回り営業は「ノルマがきつい」などネガティブなイメージも

UPWARD株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 CEO：金木 竜介）は、営業職志望の就活生（2025年〜2027年卒業予定）102名を対象に、就活生の営業職に対する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

・調査サマリ

・調査概要

調査名称：就活生の営業職に対する意識調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2024年8月13日〜同年8月26日
有効回答：営業職志望の就活生（2025年〜2027年卒業予定）102名
※スクリーニング調査で5,219名の就活生から、「営業」を志望していると回答した就活生102名をピックアップし、本調査を進行。
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

＜スクリーニング調査＞

・就活生の志望職種ランキング、第1位「医療・介護」、「営業」は第4位

「Q.あなたが志望している職種を教えてください。（複数回答）」（n=5,219）と質問したところ、「医療・介護」が18.6%、「事務・管理」が15.7%、「企画・マーケティング」が10.9%と続き、「営業」は9.5％という回答となりました。

・医療・介護：18.6%
・事務・管理：15.7%
・企画・マーケティング：10.9%
・営業：9.5%　
・販売・サービス：9.4%
・エンジニア：8.3%
・研究・開発・設計：7.4%
・クリエイティブ：6.8%
・生産・製造・品質管理：5.3%
・金融：4.4%
・建築・土木設計：2.6%
・その他：15.8%
・答えられない：22.5%

＜本調査：スクリーニング調査で5,219名の就活生から、「営業」を志望していると回答した就活生102名をピックアップし、本調査を進行＞

・営業職を志望している理由、「人と関わることができるため」が65.7%で最多

「Q1.あなたが営業職を志望している理由を教えてください。（複数回答）」（n=102）と質問したところ、「人と関わることができるため」が65.7%、「コミュニケーション能力が鍛えられるため」が47.1%、「お客様から直接喜んでもらえるため」が43.1%という回答となりました。

・人と関わることができるため：65.7%
・コミュニケーション能力が鍛えられるため：47.1%
・お客様から直接喜んでもらえるため：43.1%
・キャリアの発展に役立つため：38.2%　
・成果を数値で見ることができるため：33.3%　
・お金を稼げる可能性が高いため：31.4%
・求人数が他の職種よりも多いため：23.5%
・人脈を構築できるため：22.5%
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：2.9%

・営業を通して身につけたいスキル、「コミュニケーション力」が76.5%で最多

「Q2.あなたが営業を通して身につけたいスキルを教えてください。（複数回答）」（n=102）と質問したところ、「コミュニケーション力」が76.5%、「交渉力」が64.7%、「トラブルなどへの対応力」が59.8%という回答となりました。

・コミュニケーション力：76.5%
・交渉力：64.7%
・トラブルなどへの対応力：59.8%　
・問題解決：52.0%　
・プレゼンテーションスキル：46.1%　
・向上心・粘り強さ：40.2%　
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：1.0%

・外勤営業（外回り・訪問営業等）に対して持っているイメージ、第1位「ノルマがきつい」、第2位「実力主義」

「Q3.あなたが、外勤営業（外回り・訪問営業等）に対して持っているイメージを教えてください。（複数回答）」（n=102）と質問したところ、「ノルマがきつい」が52.9%、「実力主義」が45.1%、「お金を稼げそう」が39.2%という回答となりました。

・ノルマがきつい：52.9%　
・実力主義：45.1%
・お金を稼げそう：39.2%　
・残業が多い：33.3%　
・泥臭い：31.4%　
・時間の融通が効く：30.4%　
・対人スキルが向上する：29.4%　
・広範な人脈を築ける：23.5%　
・達成感を感じやすい：22.5%　
・その他：0.0%　
・わからない/答えられない：1.0%

・外勤営業（外回り・訪問営業等）が、その他営業職の中でも違うと感じるところ、「体力・持久力が必要」「高いトーク力が必要」が上位に

「Q4.外勤営業（外回り・訪問営業等）が、その他営業職の中でも違うと感じるところを教えてください。（複数回答）」（n=102）と質問したところ、「体力・持久力が必要」が59.8%、「高いトーク力が必要」が58.8%、「努力が直接的に業績に関わってくる」が38.2%という回答となりました。

・体力・持久力が必要：59.8%
・高いトーク力が必要：58.8%
・努力が直接的に業績に関わってくる：38.2%　
・訪問時以外は比較的自由に過ごせる：31.4%
・泥臭く営業を行う：30.4%
・現場での即時の問題解決が求められる：25.5%
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：3.9%

・外勤営業（外回り・訪問営業等）に対し、「移動がきつい」や「しんどそう」などの声も

Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、外勤営業（外回り・訪問営業等）がその他営業職の中でも違うと感じるところがあれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=98）と質問したところ、「移動がきつい」や「しんどそう」など63の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞　
・21歳：移動がきつい。
・21歳：しんどそう。
・20歳：知らない人と交渉しなくてはならない。
・22歳：基本的に自分で一日の計画を立てる。
・27歳：時間を自分で設定できる。
・22歳：一人一人のお話を聞くので良い。
・23歳：常に会社に居ない。

・76.6%が、企業が営業DXを推進していると「志望度が上がる」と回答

「Q6.昨今、多くの企業がDXに取り組んでいますが、就職活動において企業が営業DXを推進していることを知ると志望度は上がりますか。」（n=102）と質問したところ、「かなり上がる」が34.4%、「やや上がる」が42.2%という回答となりました。

・かなり上がる：34.4%
・やや上がる：42.2%　
・あまり上がらない：12.7%　
・全く上がらない：2.9%
・わからない/答えられない：7.8%

・まとめ

今回は、営業職志望の就活生（2025年〜2027年卒業予定）102名を対象に、就活生の営業職に対する意識調査を実施しました。
まず、就活生が営業職を志望する理由として最も多かったのは、「人と関わることができるため」（65.7%）、続いて「コミュニケーション能力が鍛えられるため」（47.1%）でした。次に、就活生が営業職で身につけたいスキルは、「コミュニケーション力」（76.5%）が最多となり、「交渉力」（64.7%）、「トラブルなどへの対応力」（59.8%）と続きました。一方で、外勤営業（外回り・訪問営業等）に対するイメージとして「ノルマがきつい」（52.9%）、「残業が多い」（33.3%）、「泥臭い」（31.4%）などネガティブな声も挙がりました。最後に、76.6%の就活生が「企業が営業DXを推進していることを知ると志望度は上がる」と回答しており、DXの推進が企業への志望度に影響を与えていることが明らかになりました。今回の調査では、営業職志望の就活生が営業職に期待することや、営業職に抱いているイメージが明らかになりました。人との関わりを重視しつつ、同時に長時間労働やノルマなどの従来の営業イメージに懸念を抱いている傾向が見られます。一方で、営業DXへの関心は高く、このことは、テクノロジーを活用した業務効率化や新しい営業スタイルへの期待の表れと言えるのではないでしょうか。実際、外回り営業に特化した顧客データの記録・活用を効率化するアプリケーションなどの登場により、営業プロセスの改善が進んでいます。今後ますます、営業DXを推進することでより効率的で魅力的な営業環境を整備することが、企業には求められていくのではないでしょうか。

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